歯で悩まない生活、サポートします。
治療のやりっぱなしでは、歯はどんどん悪くなります
「いつまで通えばいいんですか?」
非常によく聞く言葉です。たしかにゴールが見えないと、時間の都合をつけるのも大変ですし、お金のこともあります。
「今日で治療はおわりです」と申し上げると、今まで見たことのないような笑顔をなさる方も、たくさんいらっしゃいます。でも本当は、虫歯治療を終えた後、そのままやりっぱなしにしておくと、歯はどんどん悪くなる一方だって、ごぞんじでしたか?
虫歯時代
大人の歯が生え始めると、歯並びは一時的にガタガタになります。生えている歯と、抜けてしまう歯、新しく生えてくる歯が入り混じって、高さも並びも凸凹になってしまう時期、これが『混合歯列期』です。小学校1年くらいに下の前歯が生え変わるところからはじまり、中学校入学後くらいに終わります。
この時期は、歯ならびが凸凹でお手入れしづらく、同時に、出てきたばかりの永久歯はまだ弱く、虫歯になりやすいため、高校時代くらいまで、虫歯ができやすい期間が続きます。
虫歯安定期⇒歯周病期
成人期になると、一般には虫歯になりにくい時期になります。
『一般には』と申し上げたのは、まちがった飲食の習慣が残っている方たちは依然として、ものすごい勢いで虫歯ができ続けているからです。
歯周病期になると、それまで歯で苦労してこなかった方でも、固いものが咬めなくなったり、歯がグラグラしてきたり、口臭を感じたりと、さまざまなトラブルに見舞われてきます。
でも歯周病は、実は感染症なので、重症化していなければある程度のところで食い止めることが可能です。
再び虫歯期
年齢が上がるにつれ、体のあちこちに問題が出てきます。飲み薬にはお口の中に影響の出るものも多く、特に唾液の量を減らすものは、歯とお口の健康に大きくかかわってきます。
歯ぐきも下がって歯の根っこが出てくると、その部分は乳歯と同じくらい虫歯になりやすいので注意が必要です。
歯が長くなってしまったのに、若いときと同じ磨きかたをつづけていたために、出てきた根の部分が磨けていないため、歯を悪くしている方も多いです。
一般に70歳近くなってくると、歯の付け根や歯と歯のあいだの虫歯がたいへん多くなってきます。そして、いらしたときには手遅れということが多い傾向にあります。目も気力も衰えて来がちですから、ご自分でする歯磨きだけでは、虫歯ができ始まると、止まらない状態になってしまいます。
こうなる前に、その方のリスクに応じた、歯科医院での定期的な歯のお掃除と、砂糖摂取量のコントロールが大切です。
歯を15倍長持ちさせる方法とは?
実はそれほどむずかしくない方法で、歯の治療費を半分にでき、歯を抜かなければいけなくなるリスクを15分の1に減らせる方法があるのです。
そのために必要な人材が、歯科衛生士です。
現在エムアイでは4名の歯科衛生士が在籍しております。皆さんの歯の健康を守る最前線にいるのが歯科衛生士なのですが、残念ながら複数の歯科衛生士が在籍している歯科医院は少数派。実際、歯科衛生士が1名もいない診療所が過半数です。
歯磨きを一生懸命しても落とせない汚れ、歯石とバイオフィルムを定期的に除去することが虫歯と歯周病を予防するために非常に有効です。
定期的に研修を積んだ歯科衛生士が、皆さんの健康をお守りするため、責任を持ってクリーニングさせていただいておりますので、どうぞ安心して歯を悪くしないためのメインテナンスにいらしてください。