静岡県で受けられる、最短で治す歯周病治療

 歯周病は感染症。だから薬で改善できます!

静岡県伊東市にあるエムアイデンタルクリニックは、静岡県で唯一、国際歯周内科学研究会の指導医です。歯周内科治療は自費での治療です。リアルタイムPCR検査を除いた金額で、歯の本数と症状により、総額4~8万円程度になります。

以下、薬を使った、短期間で症状を改善させる歯周病治療をご説明いたします。

この数年で、日本における歯周病治療の世界は大きく変わりました。

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私が国際歯周内科学研究会に参加した当初はまだ、歯周病治療に抗菌剤などの薬を使うのは邪道という意見が多かったのを覚えています。

今でも大多数の歯科医は、薬で改善できることを知りません。でももしあなたがインフルエンザにかかったとしたらどうしますか?

医科の世界では歯周病菌が、体のほかの部分に二次感染を起こすことはよく知られていました。

一例として、歯のクリーニング(スケーリング)をした場合、日数を置かないと献血はできません。歯ぐきから出血すると、やぶれた血管から体中に歯周病菌がまわり、菌血症をおこしてしまうからです。

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アメリカでは、何本かインプラントを植えている人は、定期的に抗生物質の点滴を受けるよう指示を受けています。

これは、インプラントはあくまで異物であり、慢性的な炎症を抱えているのだという見解なのです。自分の歯でも、歯ぐきのはれや出血がある場合も同じことが言えます。歯ぐきから血が出るということは、どこかの血管が破れているという意味で、当然、口の中の細菌はそこを通じて血管の中に入り、体じゅうを巡ります。

そのときに血管に入る菌数が多かったり、体の抵抗力が落ちていたりすると菌血症を起こし、発熱する場合もあります。

従来の歯周病治療の問題点とは?

私は歯周病治療を外科出身の教授に教わったため、切ったり縫ったりの外科を得意になってやっていました。
たしかにそれでもある程度は治るのですが、自分の体に針を刺されたり、切ったり縫ったりされてうれしい人はいないと思います。特に静岡県伊東市では、そのような方が多いと思います。

それに従来の歯周病治療は、主に歯周病菌の数をコントロールすることしかできず、外科的なことをして、一時的にお手入れのしやすい状態を作ってみたところで、免疫が低下したり、歯みがきの状態が悪くなったりするとまた症状が悪化していました。

インフルエンザも、その場で新型か特定できる時代です。
歯周病も原因菌の種類や数がわかるようになりました 

21世紀の歯周病治療

内科的歯周病治療が変わりました。

従来行っていた手法に最新の知見を追加し、より精度の高い歯周病治療がご提供できるようになりました。2週間から1カ月半(元々の状態によります)で大幅な改善を目指します。

予備診査

歯周ポケット検査・レントゲン撮影・口腔内写真撮影→歯周ポケットの数値やレントゲン、写真などで現在の状態を記録します。治療後の記録と比較することで、改善状態がはっきり、目で見てわかります。

 

位相差顕微鏡検査→菌叢の荒れ具合を確認します。

顕微鏡検査はあくまで形態学なので、どの菌がいるかは判別できません。従来の指標とされていた『らせん状菌』も、現在では60種類以上いることがわかっています。

ですから顕微鏡検査ではあくまで、真菌の発達具合と、運動性の菌の状態を見て、菌叢がきれいか、荒れているか、どちらともいえないか、動画で記録して、その後の改善具合を比較します。

動き回る、細長い菌が多いときは、菌叢が荒れていると判断されます。ところが、位相差顕微鏡で確認が困難な歯周病菌もあるのです。

 

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リアルタイムPCR検査→顕微鏡の菌叢はきれいなのに、明らかに歯周病の状態が悪い方がいます。

位相差顕微鏡では見ることができない歯周病菌の比率と数を最大6種類調ることが可能です。

PCR検査の結果を元に、予備診査の状態と合わせ、最大の効果が期待できるよう、使用薬剤を選定します。

治療計画

次の来院日に合わせ、お薬を使いはじめていただく日を決めます。最大の効果を上げるためには、お薬の順番と飲み始めるタイミングが何より大切です。

そうして、薬剤が効いている間に一気にお口の中をクリーニングして、菌血症を防止すると同時に、歯周病の早期改善を目指します。

いちばん効果がある治療方法に対する厚労省の見解

平成26年3月現在、厚生労働省の通達では、歯周病にいちばん効果のある薬の組合せは保険給付外となっております。また静岡県では、位相差顕微鏡検査は保険で認められていません。

 

国際歯周内科学研究会元代表理事の生田図南先生は、複数の歯科大学での治験の結果、歯周内科的治療が非常に再現性の高い、有効な方法であることを立証いたしました。
また、平成22年5月発売の『わかさ』にも別冊で、歯周内科治療が特集されました。

骨のダメージが大きい場合は?

あるていど症状が進行してしまい、骨へのダメージが大きくなってしまった方には、いちばん効果の高い薬を使って、より確実で、より短期間に症状を改善する薬の組合せを用いることで最善の結果を得られることが立証されました。この方法は現在、保険外の治療です。

リアルタイムPCR検査を除いた金額で総額4~6万円程度になります。薬が効いている間に歯ぐきの治療を行う、切ったり縫ったりない方法です。

 

厚生労働省の見解によりますと、治療がひと区切りついたあと、一定期間後の歯周病治療は、保険診療に戻ることが可能です。エムアイデンタルクリニックは静岡県でただ1件、法人格を有する国際歯周内科学研究会の指導医です。令和4年9月より副代表理事を拝命しております。

静岡県伊東市で行える内科的歯周病治療

薬と併せ、リアルタイムPCR検査位相差顕微鏡で科学的に定期管理することで、歯周病菌の状態をその場で確認でき、よい状態を維持することに役立ちます。
保険外診療の場合は、検査結果に応じて一番良く効く薬の組み合わせを選びます。切らない、縫わない内科的治療で、大半の人に短期間で大幅な改善が見られます。関連論文はこちらへ。

除菌後は定期的なメインテナンスを!

歯周内科治療は、お口の中の状態をリセットする、歯ぐきと全身の健康のためのスタートラインです。薬で除菌できるのは浮遊しているバイオフィルムだけ。歯周ポケットの深い場所は3~4ヶ月で菌の戻りがあり、お手入れの悪い人は80%の人で菌層がもどってしまいます。

そうならないために、ぜひとも定期的なPMTCなどで機械的に歯の汚れを取って、良い状態を維持しましょう

(イメージ撮影のため、アイガードを外しております)